お客様はサイズを確認し、色を選び、愛犬の日々の過ごし方に合うコートを見つけました。ところが購入ボタンの下では、ストアがさらに4着のコートを表示しています。
それが役に立つこともあるでしょう。しかし、お客様がもう終えようとしていた判断を、振り出しに戻してしまったのかもしれません。
レコメンド枠は、あなたに代わって編集上の判断をしています。「この問題を解決する方法はほかにもあります」と伝えることもできますし、「選んだ商品と一緒に使えるものがあります」と伝えることもできます。「こちらもおすすめ」という見出しでは、どちらの判断なのかが説明されません。
ペット用品のセラーにとって、この違いは意識して計画する価値があります。
枠の目的を1つに絞る
Shopifyは、似た代替品を提示できる関連商品のレコメンドと、一緒に使う商品を提示する補完商品のレコメンドを区別しています。テーマのドキュメントによると、関連商品のおすすめは自動で生成できますが、補完商品は手動で設定する必要があります。
まず、この枠にどんな質問に答えてほしいのかを考えます。「別の留め具のほうがよいですか?」は代替品についての質問です。「このお散歩で、トレーニング用のおやつはどこに入れますか?」なら、一緒に使う商品を示唆しています。
どちらかを自動的に優先すべきではありません。ちょうどよい形が見つからないお客様には、別のコートが役立ちます。コートに満足しているお客様には、小さなお散歩用アクセサリーのほうが関心に合うかもしれません。ラベルがはっきりしていて、視覚的な優先順位が理にかなっていれば、1つのページで両方に応えることもできます。
「同じ散歩」テストを試す
架空の品ぞろえを考えます。前合わせのラスト色の犬用コート、飼い主が身に着けるオリーブ色のおやつポーチ、プルオーバーのニット、陶器のフードボウルです。これらはそれぞれ別の商品で、価格も購入の判断も別々です。
コートとポーチは、使う場面が共通しています。ニットは代わりになりうる商品です。ボウルは同じ大きなペット用品のカテゴリに属しますが、ここに表示するにはもっと強い理由が必要です。
「犬の飼い主向けに売っている」は弱いつながりです。「同じ散歩で役に立つ」なら、セラーが具体的に説明できる理由になります。
| 候補 | 考えられる役割 | お客様が知っておくべきこと |
|---|---|---|
| おやつポーチ | 任意で追加するお散歩用品 | 身に着け方、サイズ、留め具、お手入れ方法 |
| プルオーバーのニット | 代わりになる衣類 | 形と着せ方の違い |
| 陶器のボウル | 食事用品の別の購入 | なぜこのタイミングで関係があるのか |
この表は品ぞろえを考えるための練習であり、これらの商品が一緒に買われているという根拠ではありません。購入履歴から関係性が見えることはあっても、セラー自身がその関係を理解しておく必要があります。

オリジナルの編集フレームワーク。架空の品ぞろえの例です。実際の商品の使い方とストアの要件を確認してください。
ポーチであれば、短い1文でその役割を説明できます。「お散歩中におやつを持ち運ぶための、別売りのポーチです」。画像では、実際の取り付け方を見せます。ベルトにクリップで留めるなら、その様子を写します。その使い方が適切で確認済みでない限り、リードやハーネスに付けたスタイリングは避けましょう。
追加の商品は、あくまで任意にしておく
スタイリングされた写真は、別々の2つの商品を1つの完結した販売内容のように見せてしまうことがあります。その区別が見えるようにしておきましょう。このページで販売している商品はどれか、追加のアクセサリーはどれか、それぞれの価格に何が含まれるかを示します。
レコメンドを、知らないうちにセット販売に変えてはいけません。お客様は、別の商品を受け入れることなく、また注文に含まれないものが写真に写っているのではと疑うこともなく、コートだけを買えるべきです。
私たちはTuftyというプロジェクトを運営しているので、ここではAIによるペットのコーデ案について慎重に考えたいと思います。撮影前に、調和のとれた配色を検討するのにコーデ案が役立つことはあります。それでも、公開する商品の組み合わせには、実際の商品、その細部、使い方についての確かな根拠が必要です。
Shopifyのレコメンド設定には、表示のための実務的な条件もあります。対応するテーマが必要で、補完商品は有効な状態であり、Online Storeで販売可能で、在庫数がプラスであることなどが求められます。設定後はストアの画面を確認してください。管理画面で選んだだけでは、レコメンドが表示されるとは限りません。
追加の選択肢が、その場所に見合っているかを確かめる
カタログ全体に広げる前に、少数の商品ページで確認します。誰かにコートを選んでもらい、そのうえでレコメンドについて説明してもらいます。なぜそれが表示されているのか説明できるか。追加料金がかかることを理解しているか。元の選択に簡単に戻れるか。
この枠が販売内容についての疑問を生んでいるなら、クリック数を喜ぶ前にそこを直します。クリックは、関心の表れのこともあれば、好奇心や戸惑いの表れのこともあります。
何も追加で表示しない、という選択にも十分な理由があります。サイズ選びが複雑な専門的な商品では、お客様にしっかり集中してもらう必要があるかもしれません。品ぞろえの中に、説得力のある組み合わせ相手がないこともあります。テーマに枠があるからといって関係性をこじつけるより、余白のほうが望ましいのです。
次のレコメンドを承認する前に、この文を完成させてください。「これは、選ばれた商品と一緒に使うと役に立つ。なぜなら……」
答えが「色が合うから」だけなら、そのレコメンドはまだ見直しが必要です。
